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「繋げる」ことと「比喩」について。抽象度の違うものをつなげる重要性

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さて今日は、【繋げる】ことと【比喩】について書いていきましょう。

この記事を読めば、事象どうしをどうやって繋げていくのかを知れるし、なおかつそのことがどう情報発信に活かせるかも理解できると思います。

ちょっとしたテクニックも盛り込んだので、脳の体操がてらに使ってもらえたらと。

まず「繋げる」とは、異なる事象を同一線上に並べること
僕たちが見ているものは抽象度がそれぞれ違うため、各々が全て独立しているように感じていることでしょう。

難しいものから理解しやすいものまで色々ありますが、それぞれの要素間に何か共通するものを見出して、架け橋とすれば層が違う要素を「繋げる」ことができるわけですね。


別に遠い存在に感じるものであっても同じような構造や理論、共通点が見つかれば繋げられるので、使い方は無限大かなと。


では繋がりを見出す、すなわち共通点を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、それぞれの事象が持っている特徴を列挙することからスタート。


思い付くものを、どんどん紙などに書き出してみてください。
プラスの特徴やマイナスの特徴などは、特に気にしなくていいです。

ある程度書き出せたらその中にある、その事象だと特定できてしまう要素を排除していきます。説明が詳し過ぎるものは、その要素だけに絞り込まれてしまうがゆえに、他の事象との共通点が見出すのが難しくなるので。

ここで意識したいのは、

『他の事象にも共通するような特徴を採用する』

ということ。

上手く重なることを言えるのがベストやけど、中々それは難しいんです。なので大まかな構造が同じようなものを見つけていけたら、ライティングの力で繋げていきましょう。

ただ、何でもかんでも当てはまりそうなものを選ぶと、抽象度の低い繋がりしか展開できなくなるので、そこまで驚きを付加することはできなくなってしまいます。

試しに例を出して考えてみよう。

ちょうど今、目の前にビタミンCのサプリメントがあるので、これを1つお題として採用。あと、さっきインプットの内容を深掘りしてたから、これをもう1つのお題として採用します。

今回は、サプリメントとインプットを繋げるということをやってみましょう。

まずサプリメントの特徴をいくつか列挙してみる

・手頃に栄養素を補える
・意識していないと摂取するのを忘れがち
・安いもの〜高いものまでピンキリ
・人に合う合わないがある
・無闇に摂取すると体に悪影響

ざっとこんな感じ。

続いて、インプットの特徴をいくつか列挙してみる

・自分の能力を高めるために必須
・アウトプットとセットで行わないと、あまり意味がない
・動画、書籍、音声などやり方はたくさんある
・休憩中や、寝る前などにやったほうがいい
・多くのものをインプットしすぎると頭がパンクする



さて順番に見てきましたが、今回の場合はたまたま構造が似ているので、繋げるのはさほど難しくはないです。互いに何かを取り入れるという要素が共通しているから、そこを基準に考えていけば共通点の理論を導けますね。

簡単に繋がりを言語化すると、

インプットは何らかの情報を、サプリメントは栄養素を体へ取り込むもの。街中を歩いている時や無料のメディアなどからインプットできたり、サプリも安いものなら数百円で買えたりでき、誰でも活用できる。

それゆえに注意しないといけないのが、無闇に取り入れ過ぎても良くないということ。サプリを過剰摂取すると、体調不良や精神状態の乱れを引き起こす。一方でインプットを大量にやり過ぎても、情報に溺れて使えないものが脳内に蓄積されて、行動の足枷となる。なので、どちらも必要な時に必要な量だけ取り入れることが重要。

こんな感じでしょうか。

構造が似ているもの同士だとすっきりと繋げることできますね。

最初は身近にある、繋がりそうなものから徐々に繋げていって、自分なりの繋げ方や、構造パターンを増やしていくのがいいかも。




繋がりが見えていない人からすれば、今回の例でも「すげー!」という印象を与えられるでしょう。まぁこれは、どういう場所で思考を展開するかによりますが。


また、「比喩」も僕的には繋げることの一種だと思っています。基本的にはその部分だけを別のものに置き換えて展開されるから、そこまで高度なテクニックではないですが、

イメージしにくいものをイメージしやすいもので置き換える


のはかなり使い勝手がいいですね。

後は、

・何かを見た時に、「これって〜に似ている」という癖づけをする
・面白い比喩をストックしておく


こういうことを意識しておくと、比喩を自分の武器として使いやすくなりますよ。



だけども、わざわざ比喩で置き換えなくても分かる内容であれば、細かく記載するだけでいいと思います。何回も同じことを同じ角度から説明されると、冗長な文章になっちゃいますからね。

比喩を使うことで、自分が理解しにくい数段階レベルの高い内容を、理解できる範囲にまで持ってこれるわけですよ。言い換えると、

比喩で置き換えられたものをインプットしてはいるけど、その中身は高度な内容を説明しているので、間接的にその内容を学んでいる

のと変わりません。

錯覚というか、良い意味での騙しとも言えますかね。分かったような感覚が得られますからね。

相対性理論やアリストテレスの哲学を何かに置き換えて学ぼうが、類似するポイントが多くあり、同じような理論で説明されていれば、そのものを学んでいるのと同じこと。

で、その先に生じる感情が、

「この人は、こんなにわかりやすく表現できるんや! すごい!」

これです。



知らないものを知る。未知のものを既知にできたというのは、新しい世界へ誘われたということなので、そこに人々は感動するんですよね。

人間って、ふとした瞬間に恋に落ちたりするでしょう?(ちょっと優しくされたとか、知らない一面を見たとか) それと同じで、比喩や繋げるという1つの仕掛けを体験し、その人のコンテンツにどハマりすることだってあるんです。



もちろん、

『コンテンツが役に立って稼げたということが大きな成果』



として捉えられるのは、ビジネス界隈において当たり前。

でもそれは、
その人がきちんと腑に落として実行したから。

何らかの行動に移してもらうためには、こういった小さなサプライズを日々体験してもらい、自分の世界にコミットしてもらう必要があるわけで。

コンテンツの仕掛けに触れ、「面白い!」とか「この人みたいなコンテンツが作りたい!」という良い感情が芽生えれば、他のコンテンツも消費してくれたり、もっと色んな内容を自発的に学んだりすると思うんです。

それで結果が出れば、どこかしらできっかけとなったものを思い出してくれたり、宣伝してくれるでしょう。

後々に活きる動線を構築するための仕掛けの一部として、今回紹介した「繋げる」とか「比喩」の存在が欠かせません。小説家やライティング力のある発信者の文章が魅力的に感じるのは、無数の仕掛けが文章に施されているから。


コンテンツの内部は、自分が作り出した異空間なので何をどこにどれくらい配置するのかも全て自由。それらの集合体が世界観を形成するので、今日紹介した概念を日々磨いていくと、情報発信力も高まっていきますよ。

ということで今日はこの辺で。ではまた。

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ジラ谷
ジラ谷
世界観構築やら、思考力やら言語化について発信してます。他にはない面白いコンテンツを用意してますので、楽しんでいってくださいまし。
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