自分を構成する要素と、勝手丼戦略についてのお話
今日は、【自分を構成する要素】について深掘りしていこうと思います。
ちょっと前に、差別化を図るには「自分という新しいカテゴリーを作ることが重要だよね」ということをnoteで書きましたが、今回はその続き的な感じ。
記事の途中で海鮮丼についての話が出てくるんだけど、さっきYoutubeでたまたま関連動画に出てきた時に、なんか文章が書けそうだなと思ったから、今回例えとして投入した。
さて、前置きはこのくらいにして。
まず、
自分というカテゴリーを形成するためにはより多くの要素を集め、他人から見て一言で表せない存在になることが重要
だと思うんですよね。めっちゃ参考にしている人が1人いたとして、その人の要素だけで自分を構成しようとしても、単なる下位互換に成り下がってしまうだけ。
悪くいうとパクリ、もしくは劣化コピーと見なされてしまいます。
そこから少しレベルを上げて、自分の色を少し強めたとしてもわかる人には分かってしまうと。文体とか言い回しとかに現れやすいので。
まだこれでも
「あの人を真似ているんだな」という印象を与えるだけで、
「自分」というカテゴリーとは程遠いのです。
「何者か分からない」
「何か分からないけど不思議な感じがする」
という風に思ってもらうには、多くの人からちょっとずつ面白いと思う要素をもらってきて、それらを核である自分に混ぜ合わせることが必要になってくるのです。
僕はこれを【勝手丼戦略】と呼んでいるわけですよ。
勝手丼とは、北海道の市場などでご飯を最初に購入し、その上に乗せたい具材を自分でお店で選び、自分好みの海鮮丼を作るというもの。
サムネのやつです。笑
この勝手丼といろんな人から要素を吸収するというのは、
かなり似ていると思いました。
選び方は無数に存在し、どの具材をどれくらい使用するかも全ては自分次第。
より個性が出るように、色々な具材を掛け合わせていく楽しさがあるのです。
実際に僕は食べたことないですが、選ぶ段階でワクワクしますよね。
こうして完成された勝手丼は、色々な具材が乗ってるんだけど、それぞれがいい味を発揮して美味しさを作り出す。
邪魔し合っているんじゃなく、お互いの良さをそれぞれ引き出しあっているイメージ。
より自分という存在を輝かせるための素材を、じっくり吟味していくと。
これも、1つの楽しみではないかと。
ただここで気をつけたいのは、
あれこれ欲張ってなんでもかんでも使ってしまうと、器からはみ出してしまい、世界観の崩壊に繋がってしまう
ということです。
最初の段階で、自分がいいなと思っている要素でも限度があるので、徐々に自分の世界観を広げつつ、後からちょい足ししていけばいいんです。
慣れてくると、
「違う要素を足しても大丈夫そうだな〜」
という感覚が出てくるので、じっくりやっていきましょう。
こういうのは、焦ってやるものじゃないのでね。
僕も最初は、参考にしている人の要素を100%吸収しようとしていましたが、全部を自分のものにするのは難しいし、単なる劣化コピーになるのでやめました。
1つの要素の比率を、
95%→90%、90%→85%、85%→80%
という感じで、徐々に下げていったから、新たに別の要素を取り入れることができたのです。
今は1つあたり5〜10%くらいでしょうか。
要素の偏りを無くしたことで、みんな褒めてくれるポイントが違うのが面白いところ。
「言い回しとか比喩が好きです!」
「モヤモヤしていたことを言語化してくれてスッキリしました!」
「哲学の観点から色々と繋がってて面白いです」
というように、違う部分に反応をもらえていることが、かなり嬉しいなぁと。
1人から吸収した要素だけで自分を構成していたら、おそらくこういった声はもらえていなかったでしょう。
ぜひあなたも、色々な人から良いエッセンスを吸収して、自分なりの勝手丼を作り上げてみてほしいです。美味しいものが出来上がるのを、祈っておりますね。
ということで今日はこの辺で。ではまた。