ユニークな人の特徴について。ドラえもんの四次元ポケットと自分語のお話
ユニークな人や面白い人、そういう人にはなぜか惹かれる。なぜユニークなのか、なぜ面白いのか。今日はその核心に迫ってみよう。
とある記事の中で、
「イチローのインタビューは全ての言葉が、彼の中から生み出されている気がした」
という感想が書かれていました。この部分こそが、面白い人やユニークな人の特徴ではないか、と僕は思ったわけです。
つまり、
ドラえもんの四次元ポケットからひみつ道具が次々に出てくるように、ユニークな人も、その人の中から自分で定義された言葉などがどんどん出てくる。
元になっている素材は確かにあるでしょうけども、その存在を感じさせないくらいに、自分の思考がブレンドされているから、
あたかもその人から生まれてきたように錯覚するというわけですね。
自分で言葉や言語を作ってはいけないという決まりはないし、昔の人だって元々は存在していなかったところに、自分の功績などを証明する目的で、法則や原理というものを自分たちで名付けたのですから。
だから積極的に『自分語』というものを作って、
それを世に出していくことが大事だと思います。
断片的な知識や、引用された名言などをスラスラ暗唱されても、特におもしろいとは思わないですからね。
「あなたが言っていることじゃないでしょ?」
って言われたらそれまでやし、
その人の行動が伴っていないと、一気に薄っぺらくなってしまいます。
それよりも、
「〜の言葉はこういう風に自分は定義していて・・・」
と自分の言葉で語れる人の方が、100倍面白いじゃないですか。
その人の思考が介在している時点で、唯一無二の言葉としてそこへ現れる。
そこに正解とか間違いとかはなく、
こう思っているという自己表現をすることが、最も大切。
それを見て自分に合うなと共感した人がやってくるし、合わへんなと思った人はそもそもやってきませんから。だけど、
「自分はこう思ってるで〜」ということを表現しないと、共感するポイントが発生せず、
「この人は何を考えているか分からへんな」という、印象を与えてしまうんですよね。
日頃から、
「自分ならどう考えるか、どう定義するか」
という意識を持つことで、何を聞かれても自分の言葉で説明できるようになります。
その言葉1つ1つが、僕たちにとってのひみつ道具となり、ユニークな存在への第一歩となるわけですよ。
僕も過去記事の中で、自分が作った言葉を適度におり混ぜています。
「これは他の人からは生み出せへんやろなあ」
と思っているから、自信を持って表現しているというわけですな。
テクニックがどうとかはかなり表層的な部分の話で、根本的な部分から変えようと思ったら、結局生き方に帰着するんやなあと。
日々いろいろと考え葛藤して、面白く生きている人は勝手に滲みでてしまう。
意識してなくても。最終的には、そんな人間になりたいですねって話。
ということで今日はこの辺で。ではまた。